用語集トンネル用語集>空気消費量

トンネル用語集 く


空気消費量 / くうきしょうひりょう トンネル用語集 く


項目 くうきしょうひりょう/空気消費量
英語 air consumption volume
独語 Luftverbrauch、Luftverbrauchsmenge、Druckluftverbrauch
仏語 quantit d'air (comprim)utilis
意味 圧縮空気は、トンネル掘削に圧気工法を用いる場合の坑内圧気や、掘削用機器(削岩機、ピック、ブレカー)、ずり積み機、コンクリート打設などの作業動力として使用される。圧縮空気の消失する量を空気消費量といい、地山条件、工事規模、掘削方法等に基づき所要容量を設備する。設備容量は、たとえば削岩機では最大使用削岩機台数と、その使用効率によって総空気消費置の算定を行うが、このほか機械の故障、整備を考慮してトンネル規模に応じて予備機を設けるのが普通である。圧気工法の消費量は、切羽から地山への漏気、シールドテール部および一次覆工からの漏気、ロックの開閉時の消費などであるが、特に消失量に最も大きい影響を与えるものは、切羽の大きさや地山条件である。一般に、空気消費量の算定には下記のHewett-Jahanesenの経験式が用いられている。Q=αD2 ここに、Q:空気消費量(m3/min)吸収側にて α:土質による係数、普通の場合3.65砂または砂礫7.6 D:シールド径(m)ただし、この土質による係数αは、国外工事の例に基づくもので、使用にあたっては注意を要する。
項目別 地山安定処理